栽培方法に関して、他の人に教えるほど勉強もしてないですし、経験もありません。 このホームページに載せている内容は、私が行っている栽培方法であり、あくまでも記録用なので、お勧めするような内容ではありません。 それでも私と同じように趣味で栽培している人への参考になればと思い載せています。(^^) またこのホームページに関しても、ブルーベリー栽培同様、素人が趣味で行っているものなので、見づらいところや間違っているところが多々あると思いますが、どうかご了承ください。 (営利目的ではありませんので) H21. |
栽培環境について | 鉢について | 用土について | マルチングについて |
肥料について | 病・害虫対策について | 支柱の重要性 |
栽培方法(H19.11) |
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用土 ピートモス(カナダ産)+〔樹皮小枝チップ+針葉樹チップ〕 5:5ぐらい |
マルチング 針葉樹チップ 針葉樹の皮 |
肥料 有機ボカシ肥料 キトサン溶液 マグアンプK鉄入りを少し マイコブルー |
害虫対策 ニームオイル 椿油粕 |
現在の栽培方法(H20.11) | |||
用土 ピートモス+パーライト+(チップ) 7:3(チップを少し混ぜる時もあり) 鉢底にココチップ2pほど 杉の樹皮が手に入ったので後半の植え替えでは3〜4割混ぜています |
マルチング 針葉樹チップ OR ココチップ OR 樹皮 |
肥料 有機ボカシ肥料 と マグアンプK (植え替え時に用土に混ぜました) キトサン溶液 |
害虫対策 ニームオイル |
栽培環境について 東京都多摩東部で去年の最高気温36.9℃、最低気温−6℃。 同じ東京でも冬の冷え込みは、都心に比べて厳しいです。 主に鉢栽培で、狭い庭の南側で育てています。 家の南側と西側は現在畑で、東側は5メートル道路です。 今のところ日当たり良好ですが、いずれ家が建つと思います。 緩やかな南傾斜で風をさえぎるものがなく、強風で春先は鉢がよく倒れます。 夏場の遮光などは特にしていません。 直射日光で、鉢内の温度が上がりすぎると根焼けを起こすので、鉢カバーはしています。 冬の寒さは、特に問題ないようです。 逆にハイブッシュ系で休眠要求時間を満たせない品種がありました。 雪は多い年で3〜4回降る程度で、滅多に積もりません。 |
鉢について 基本的には鉢栽培です。 主にスリット鉢とプラ鉢、菊鉢、NPポットなどを使っています。 挿し木用には7.5cmのスリット鉢を使っています。 ★スリット鉢
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用土について いまだに試行錯誤しながら作っています。 基本は用土中の空気の層を多くすること。気層を保つこと。 赤玉土を入れると書かれた情報もありますが、経験上入れてはダメです。 性格が大雑把なので、その時の気分で多少変わっています。 今現在の用土はピートモス6:鹿沼土2:パーライト2の割合で作っています。 去年の秋から30cm以上の鉢に針葉樹のチップを少しだけ混ぜて使いました。 針葉樹 樹皮・小枝チップは、予想以上に根張りが良かったです。 秋の植え替えからすべての鉢で、ピートモス:樹皮チップ 7:3〜5:5の割合で植えています。H19.12. 去年の植え替えから用土の気層を確保しようと思いわざと隙間を多くして苗を植え付けました。 その結果、隙間だらけで根が張らず大失敗でした。 気層と隙間は大違いだとわかりました。(笑 今年の秋はピートモス+パーライト(ものによって+チップ)7対3(1割ぐらい)で鉢底にココチップを敷いています。H20.11. ★ピートモス ブルーベリー栽培を始めたころはピートモスに種類があることを知らず、近くのホームセンターで酸度未調整と書いていないピートモスを買って来てしまい、植えつけたあと不安になって植え直したという苦い経験をしました。 必ず酸度未調整のものを使うようにしてください。 また、中国産のピートモスもすぐに色が黒くなってしまい、ガチガチな用土になってしまって失敗しました。 そのあとカナダ産の大袋(メインリバー、190リットル)をホームセンターで2980円で買いました。 しばらくそれを使っていて特に問題なく良かったのですが、買っていたホームセンターで扱われなくなってしまいました。 しょうがなく、別のホームセンターで同じカナダ産(ビショップ、190リットル)を2980円で買いました。 これは比べるとピートモスが少し細かく感じます。 使っている方の情報では分解も早めだそうです。(確認中) この次はサファリン産のピートモスを使ってみたいと思います。 結局サファリン産を使うのは止めました。(アドバイスがあったので) カナダ産のメインリバーを使っています。H19.12. ★パーライト 用土の気層を増やす目的で入れています。 始めたころは20リットル入りの粒が大きい(5mmぐらい)のを使っていました。ただ値段が高いのです。 最近は50リットル入りの白く小さい粒(2〜3mm)のを使っています。こっちの方が安いので。 ただ使ってみての根張りの比較では大粒のほうが良いように思えます。 今年は粒の大きいものに切り替えようと思っているのですが、安くて良いものがなかなか見つかりません。 パーライトがコガネの幼虫対策に効果があると言う話を見たことがあるのですが、少なくともうちの庭では効果が見られていません。 挿し木の用土以外、使うのを止めることにしました。H19.12.30 パーライト(5ミリぐらい)を再度使うことにしました。H20.11. ★鹿沼土 鹿沼土は酸性で固く形が崩れずらいので用土の中に混ぜて使っています。 鉢のそこに3cmほど入れて使ったこともあります。 パーライトを入れているので無くてもいいのかも知れませんが、ブルーベリーの本や他の方のホームページで使っているのを最初に見てそのまま使い続けています。 特に悪さはしていないようなので、変える予定はないです。(笑) 挿し木の用土以外、使うのを止めることにしました。H19.12. ★針葉樹チップ これはBlueBerryHouseのBBSやはみ出し園芸マンの果樹園日記でチップを使った用土の根張りが非常に良いと書かれていたので使ってみようと思いました。 マルチにチップを使っているのですが、その様子を見るとチップに根がからみついて、細根が良く張っています。 これを見ると用土の中でもうまくいくのではないかと期待しています。 結果は今年の秋の植え替えの時にわかると思います。 秋の植え替えでは好結果でした。 この秋からすべての鉢で樹皮・チップを使った用土に切り替えます。(挿し木は除く)H19.12. 樹皮が手に入れば使いたいのですが、近くにもらえるところも、買えるところもないので、今年は一部の鉢植えのみに使います。H20.11. |
マルチングについて マルチングについては用土の乾燥防止、コガネ虫対策、泥はね防止、見た目が良くなる、などの理由で鉢栽培では必須だとおもいます。 材質は、わら、籾殻、針葉樹チップ、インテリアバーグなど人によりさまざまです。 私は針葉樹のチップとインテリアバーグしか使ったことがありません。 ★針葉樹チップ 針葉樹チップは悪くないのですが、風で簡単に飛んでしまいます。 また大きさもバラバラで植え替えのとき取り除くのに大変です。 厚さ2〜3cmだとコガネの幼虫には効果が薄いようです。 厚さ5cmぐらいは必要だと思います。H19.4. 針葉樹のチップに絡みつく根の様子を見ると、マルチとして使うなら、こちらが良さそうです。 コガネ対策はチップに頼らず、他で対策をとることにします。H19.12. ★インテリアバーグ 去年の秋からすべてこれに切り替えています。 使ってみての感想は見た目が良く、大きさもL、M、S、と選ぶ事ができ、使う鉢の大きさによって使い分けができる。 根張りを確認する時も楽にはずせる。 水はけも良くジメジメしていない。 一番良いところはコガネムシの幼虫に効果あるのではといわれていることです。 去年は散々だったのでこれで効果が見られることを期待しています。 針葉樹のチップに比べて風で飛び散ることが少なくなりました。だいぶ楽です。H19.4. インテリアバーグを使ってみて、確かにコガネの幼虫には効果がありそうですが、今年は10月に薬剤を使ったので、はっきりとしたことはわからずじまいになってしまいました。 その他、気づいたことは、私が使ったインテリアバーグは、それ自体から茶色いアクのようなものが出るので、アク抜きする必要がありました。 もしかしたらですが、茶色い色は防腐剤のようなものなのかな〜と思っていますが、正確にはわかりません。 インテリアバーグは分解されずに、原形のままです。 私の庭では、インテリアバーグは針葉樹のチップに比べ、明かに根張りが悪かったです。 そろぞれメリット・デメリットがありますが、これからは針葉樹の樹皮やチップに切り替えることにします。H19.12 ★ココチップ 春から一部の鉢のマルチに使いました。 強風でも、互いに絡まって飛び散ることなく良い感じです。 見た目が良く、根も絡みついて張っているところを見るとマルチとして使えそうです。(^^) 秋の植え替えからメインで使ってみようと思います。H20.11. |
肥料について 肥料についても、何が良いのかいろいろ試しています。 肥料をあげ過ぎると枯れてしまうとか、肥料をあげなくても大丈夫だとか言われているのを見たことがあるのですが、私の感想としては遅効性肥料については多少多めにあげた方が成長が良いように思います。 即効性の肥料は(液肥)使わないようにしているのでわかりません。 また秋遅くまで肥料が切れないようにあげる方が良いと感じました。そのようにしても問題なく秋にはきれいに紅葉しました。H19 今年からマグアンプKを用土に混ぜて使っています。 結果がどうなるか楽しみです。H21 |
★ぼかし有機 BBHのぼかし有機を使っています。使った感じは成長に関してはまずまずなのかなーという印象です。 というのも最初から化成肥料ではなく有機肥料を使ったので比較が出来ないので・・・。 ただ袋をあけてすぐに(1週間程で)カビが生えました。有機肥料なのでカビはしょうがないらしいです。 また臭いもあるので部屋の中では臭いです。小虫もわきます。 イチゴにも使ったのですが、おいしいイチゴを生りました。 H19年も春の施肥はボカシ有機を使いました。 |
★花ごころのブルーベリーの肥料 これはブルーベリー専用の肥料なので酸性度など気にしないで使うことが出来るので最近はこちらをおもに使っています。 カビも生えなく、臭いもないので部屋の中に入れても臭くないです。 |
★アルギンゴールドエキス(海草エキス) これは海草から作られた微量要素エキスだそうで、ニームオイルに溶かして一緒に葉面散布しています。2週間に一回ぐらい。 葉面散布した次の日には葉の色が濃くなり、つやが出ているのがわかります。少なからず効果があるのではないかと考えています。 |
★キトサン溶液(スーパーグリーン) これは厳密には肥料・農薬ではないらしいのですが、収量が増えて、おいしくなり、減農薬、樹勢回復、根が良く育つ、挿し木の活着が良くなる、など良いこと尽くめだそうです。 実際に使ってみての感想は確かに挿し木の成功が増えたこと、枯れそうだった苗が復活したことがあげられます。 おそらく効果が出ているのだと思います。 ただ使わなかったらどうなったかはわかりません。 まったく同じ状態だったかも知れません。 とりあえずうまく行っているので、信じて使ってみようと思います。 |
★メネデール これも肥料ではないのかな。 最初のころ使っていたのですが、これの効果は、はっきり言ってまったくわかりません。 使っても使わなくても変わらない感じです。 効果は謎です。 |
★マグアンプK Fe入り これはまだ使ったことがないのですが、春から使ってみたいと思っています。 用土に混ぜて使うらしいのですが、いままで元肥を使ったことがなかったのでどうなるか楽しみです。 H19年1月から用土に混ぜて使っています。 Feが入っていないマグアンプKを用土に混ぜて使うことにしました。H21.〜 |
★マイコブルー BBHで購入してH19年から使っています。 実際の効果のほどは、まだ良くわかりません。 挿し木苗に与えて見たのですが、劇的な変化は見られませんでした。 H20年 今年も継続して使ってみます。 今年も挿し木や幼苗用に使いましたが、見違えるほどの効果は見られませんでした。 まだ残っているのですが、使い終わったら終了にします。H20.11 |
病・害虫対策について 基本的には無農薬で育てたいので、極力使わないようにしています。 害虫で枯れるほどの被害はまず無いようなので、葉を食べられたりするのはある程度はしょうがないと考えています。 ただ、蛾の幼虫(コウモリガ、スズメガ等)が幹に穴をあけ、幹の中を食い尽くして枯らしてしまうらしいので注意が必要です。 また、コガネ虫の幼虫に根を食べられると最悪枯れてしまうので、防除対策が必要です。 |
★ニームオイル+アルギンゴールドエキス H18年6月から、病気や害虫対策として春から秋まで、2週間に1度のペースで葉面散布しました。 結果として、病気対策は効果があったかは不明です。害虫については効果が目に見えてあったので満足しています。 もともと病気の苗に対しての、病気を治す効果は無いようです。 予防的に散布するのが効果的で良いようです。 H19年も使う予定でいます。 |
★唐辛子エキス コガネ虫に卵を産ませないように予防的に使いました。 唐辛子エキスを200倍に薄めて用土に散水しました。 これも2週間に1度のペースであげる予定だったのですが、これが以外に面倒で鉢がなかなか軽くならないものにあげるのも過湿になるのがイヤだったので、鉢によってあげたりあげなかったりで結構大変でした。 そのせいもあってか、コガネ虫の幼虫の被害に初めて合いました。 きちんと決まった間隔で散水したら効果があったのかも知れません。 まだ、去年買ったものが残っているので、H19年も使う予定ではいますが、無くなったらどうするか・・・・。 とにかく面倒なのが難点です。 |
★石灰硫黄合剤 買ったときから枝にシミがあったり葉に赤い斑点があったりしたものに対してH18年12月とH19年1月、2月に使いました。 石灰硫黄合剤自体は200円程度で買えるので安いです。10倍希釈して使いました。 葉が落ちて、休眠状態になった苗に対して使いました。 休眠していないと薬害が出る可能性があるそうです。 強アルカリ性なので枝以外にかからないように注意して、使う量だけを作るようにした方が良いです。 金属などは気をつけないと錆びてしまうそうです。 また、捨てる時は酢などで中和するとか対策をとり、環境を汚染しないようにする必要があります。 手につくとヒリヒリして、薄く手の皮がむけてしまうので気をつけてください。 使う場合は自己責任で使うようにしてください。 私の場合は枯れてもしょうがないと思う苗に対して使いました。 結果的にどうなるか、載せていきます。 |
★インテリアバーグ 今年はインテリアバーグにコガネ虫対策を期待したいと思っています。 【Blue Berrys Room】のCopenさんのところで効果があるようなので、ワラをも掴む思いで試してみます。(笑) H18年一部の鉢に使ったのですが、被害に合いませんでした。 厚めに入れるのが肝心なようです。 コガネ虫対策の結果はわからず・・・。H19.12. |
★椿油粕 コガネムシ対策にこの秋から使っています。 サポニンという成分が効くようで皮膚呼吸が出来なくなるらしいです。 効果があるという情報をもらったので、しばらく使ってみたいと考えています。 使う量などはこれから検討します。H19.12. 使ってみての効果ですが、正直良くわかりませんでした。 幼虫の被害に合った苗も出てしまいました。 撒く量や間隔など他の要因が関係しているのかも知れませんが、効果があったのかなかったのか・・・。H20.11. |
★支柱の重要性 植え替えたばかりの苗などは、まだしっかり根が張っていません。 そんな時に、強風などで根が揺さぶられると、根が傷み根張りが悪くなります。 また、葉や枝が擦れて痛んだりしてしまいます。 対策としては、しっかりと支柱を立てて、木が揺れないように固定することです。 支柱は鉢と針金などでしっかり固定します。 枝が暴れてしまう品種などは誘引がてら、しっかり固定する方が良さそうです。 私も今年からしっかりと支柱を立てることにしました。08.4 |